映像報告の右近彩葉さんは、19歳(2023年12月現在)。河瀨監督も彩葉さんと同じ年ごろに映画の世界に飛び込んだ。その原動力、映画づくりの根底となっている「時間を永遠のものにしたい。」という思い、そして、育ててくれた養父母、特に養母の考え方、生き方が自分の礎になっていることを、当時の写真と共に紹介しました。
続いて、国内外の数々の活動から東京2020オリンピック競技大会公式映画の制作について、金メダリストだけではなく、フォーカスされない人達を撮影、取材し、生きる強さや大切なものを育める人たちを記録し伝えたことにより、今では、世界各地からオファーがある映画となっていると話された。
また、ユネスコ親善大使の活動の他、2025年に開催される大阪・関西万博では、プロデューサーとして、シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」を統括すると共に、シニアアドバイサーという役割も担っている。
パビリオンのコンセプトについて、そして、最後に、地区大会のテーマである「希望」について、「希望というものがどういう考え方の中から発生し、どこに行きつけば希望は叶えることができるのか」、「世界の様々な場所で分断が起こっているが、人類として立ち返った時に対話をする大切さを再度提示し、私自身の中でも深く想いを巡らせながら、心からだれかとつながりたいと思っている」という言葉で記念講演は締めくくられた。
国際ロータリー第2660地区 / Copylight 2023 Learn More Co., Ltd.